メガモールのフードコート飯|SF飯テロアニメ

【物語】
ライブ中にギターの弦が派手に切れてしまった、とあるミュージシャン。
新しい弦を買いに、都内の超巨大メガモールへ向かう——。
外から見ても十分デカいのに、中に入った瞬間にスケール感がバグるモール。
延々と続くショップフロア、光に満ちた吹き抜け、どこまでも広がるフードコート。
無事に弦は手に入った。
あとは、腹ペコのこの胃袋を満たすだけ。
揚げ物、肉、カレー、麺、デザート……
フードコートの誘惑に身を任せて、15連続でグルメを食べまくる快楽ゾーンへ突入していく。
SFっぽいメガモールの世界観と、リアルにお腹が空くシズル感たっぷりの一皿一皿をお楽しみください。


ナイフを入れると、中からじゅわっと肉汁が溢れ出して、
焦がしガーリックバターと卵黄ソースが、とろりと絡みつく。
ひと口目で、空っぽだった胃に、一気に電源が入る。


白濁スープの上で、背脂がキラキラと光っている。
炙りチャーシューをかじって、麺をズズッとすすると、
濃厚な脂の甘さが、喉を通って、そのまま胃にダイブしていく。


卵黄を落として、一気にかき混ぜると、
カリカリのおこげとタレの甘辛い香りが、顔いっぱいにぶつかってくる。
ひと口ごとに、焼けたカルビの旨みが、体の隅々まで染み渡っていく。



箸を入れた瞬間、衣がザクッ。
中から熱い肉汁がじわっとあふれ出して、
自家製タルタルがこれでもかと絡みつく。
甘酢ダレの酸味と、タルタルのコクで、白飯なしでもガンガン進む。


卵黄を崩してタレと混ぜれば、
しっとりした牛肉一枚一枚に、黄金色のソースがまとわりつく。
噛むたびに、肉の旨みとまろやかなコクが、静かに口の中で溶けていく。



フォークを入れた瞬間、とろとろの玉子のドレスがふわっとほどける。
熱々のチーズとプリップリの海老、
濃厚なデミソースが全体を包み込んで、
一口で、洋食屋のいいとこ取りをしたみたいな幸福感が押し寄せてくる。


スプーンを入れると、トロトロに煮込まれた牛すじが、ほろっと崩れる。
スパイスの香りが鼻から抜けたタイミングで、
上からかかったチーズが、糸を引きながらとろりと混ざり合う。


一口食べた瞬間、花椒のビリビリした痺れが舌を刺激して、
そのあとに、しっかりとした旨みと熱が追いかけてくる。
汗がにじむのに、スプーンを置く気になれない、中毒系の旨さ。



薄い生地のふちがカリッと焼けて、
真ん中ではモッツァレラがとろり。
一切れ持ち上げれば、チーズが糸を引きながら伸びて、
トマトソースの酸味とオリーブオイルの香りが、口の中いっぱいに広がる。



衣はサクッ、中はプリッとした海老、
隣には分厚いロースカツの断面から、じんわり溢れる肉汁。
ソースをたっぷりまとわせてかぶりつけば、
カリッ、ジュワッ、と音まで美味しいコンボが一気に襲ってくる。


甘辛いタレをまとったチキンは、外はカリッ、中はジュワッ。
ひと口サイズのチーズボールにかじりつけば、
中からとろけたチーズが、じわっとあふれ出す。
罪悪感と快感が、同時に押し寄せる危険な一皿。



鉄板の上で、ケチャップソースがじゅうじゅう音を立てて煮詰まり、
太めの麺に、ソースの赤と油のツヤがしっかり絡みつく。
半熟の目玉焼きを崩して混ぜれば、
懐かしさとジャンクさが同時に押し寄せる、反則級の味になる。



にんにく味噌の香りが、立ちのぼる湯気に乗って鼻を直撃。
噛むほどに、香ばしい脂と味噌の旨みがじゅわっと広がって、
もう一口、もう一枚…と、限界を超えても箸が止まらない。


ふわふわのパンケーキの上に、山のように盛られた生クリーム。
バターとはちみつがじんわりと生地に染み込んで、
一口食べれば、口の中が一瞬でデザート専用の世界に切り替わる。
重くなってきたはずのお腹が、不思議とまたスペースを空けてくれる。



炙られたみたらしソースが、香ばしい匂いと一緒に湯気を立てている。
クリーム大福のもちっとした食感に、
バターのコクと、みたらしの甘じょっぱさが、とろりと絡む。
グラスの底まで丁寧にすくいながら、満足感を噛みしめる。




